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2015/04/03

2015年 今年の抱負 その2

3ヶ月経ってやっと"その2"です(笑)。

今年の抱負その2は、
「タイとラオスに恩返し」です。

わたしは2011年に8年半のタイ生活を終え本帰国した時から、いつか何らかの形でタイやタイ人に恩返ししたいなぁと思っていました。ニランカフェという小さなお店を通してタイの良さを広めること、日本人とタイ人が交流できる場をつくることも恩返しのひとつになればいいなと思っています。

さて、皆様はボランティアと聞くと、どういうイメージを持たれますか。困っている人の為に無償の手助けをする、素晴らしいことですよね。募金活動の場合、趣旨に共感出来ればなるべく協力しますし、わたしに奉仕の精神が全く無いわけではないと思います。けれど、寄付の場合ですと対象は国内だけでもさまざまですし、国内に留まらず地球の裏側の貧しい国にまで至り、どこに幾らくらいの寄付をするべきか、わたしひとりに何が出来るのだろう考えると途方に暮れてしまうんですね。ボランティアにしてもあらゆる方法があるのだと思いますが、支援する側の自己満足ではないか、偽善的ではないか、などとまた色々考えてしまって、そう懐疑的に思うこと自体、自分はまだ他者を支援する段階にないということなのだと結論付け、なかなか行動に移すことが出来ないでいました。時間的、経済的にも決して余裕があるわけではないし、という言い訳を添えて。

昨年6月にタイ人スタッフが里帰りする際にわたしも休暇を頂きました。そして、タイ、ラオスを旅してきたのですね。タイの方は備品の調達やら何やらに奔走しましたが、ラオスではのんびり出来ました。ラオスは北部のルアンパバーンという街に行きました。このブログでも触れましたが、ラオスは社会主義国で外国資本がほとんど入っておらず、近年のアジアの発展から取り残された陸の孤島、などと呼ばれたりします(逆に“アジア最後の秘境”とも)。国民の約8割が農業に従事し、貧困層は国民の6割を超えると言われています。

ルアンパバーン滞在最終日はバンコクへ戻るフライトが夕方発でしたので、宿をチェックアウトした後はどうやって時間を潰そうかと考えていました。街中のカフェでまったりするにも持って行った本は全て読んでしまったし、何より欧米からの観光客が群がる場所は居心地が悪い。そこで宿のフロントにお願いして車と運転手を手配してもらったんです。街から車で一時間ほど山を登ったところに山岳民族の村があるとのことなのでそこに行ってみようと思って。

山岳民族の村はタイのチェンマイ県でも行ったことがあります。しかしそこは観光客向けに作られた村で、どこからか連れて来られた民族衣装に身を包んだ山岳民族の人たちが観光客慣れした様子で写真を撮られたりしているのです。ルアンパバーンの山岳民族の村もおよそそのような場所だろうと勝手に想像していました。


車に乗り込み15分も走ると、山に向かう未舗装の道に入ります。赤土の道は驚くほどの悪路で、まともに座っているのも困難なほどでした。すれ違うバイクに乗ったラオス人たちは皆奇異の目でわたしたちの車を見ます。悪路を進むこと一時間、車を停止させた運転手が「着いたよ」と指差した先にはわたしが想像していたのとは全く異なる、いわゆる普通の田舎の村が広がっていました。思わず、「これがモン族の村なの?」と聞いてしまったほどです。そこでは服装もごく普通の、普通の村人たちが静かな暮らしを送っていました。単なる物見遊山で訪れた観光客がずかずかと入って行って写真を撮るというのは何だか気が引けて、運転手に一緒に行ってもらうようにお願いしました。



村の男性たちは現金収入を得るために工事現場などに働きに出ており、村には市場で売るための野菜の準備をする女性たちと老人、そして子供たちがいました。村を散策させてもらっていると、運転手がある建物を指して、ここは村の子供たちが通う学校だよ、と教えてくれました。簡素だけれど、山岳民族の村の学校としては立派だなぁと思いました。そして校舎の外壁に小さく掲示してあったのがラオスと日本の国旗、そしてイオングループのロゴ。



去年だったか一昨年だったか、イオン各店でラオスとカンボジアに学校建設をするための寄付金を募っていて、ラオスは好きな国の一つだからと何の気なしに幾ばくかの寄付をしたことを思い出しました。鳥肌が立ちました。ひとりひとりの寄付金が集まって形になっているのを初めて目の当たりにしたのです。わたしにも出来ることがあるのではないかと思った瞬間です。



帰国後、日々の業務に忙殺されながらも、わたしにも出来る何かを探しました。そこでメコン5ヶ国(タイ、ラオス、カンボジア、ミャンマー、ベトナム)を支援するある団体を見つけたのです。支援方法のひとつに、メコン5ヶ国の子供たちが中学校に通うための就学費用を支援する、というのがありました。支援を受ける子供たちは、学業成績によらず貧困の度合いによって選ばれる、とあります。一度きりの支援のほか、自分が選んだ国の子供が中学に入学してから卒業するまでを支援するというコースがありました。いわゆる顔の見える支援です。一年間の学費は我々からすれば決して高くない金額です。日本にはお金があっても学校に行かない子供がいるけれど、世界には学校に行きたくても行けない子供たちがたくさんいるんですよね。タイにだって、バンコクの裕福な家庭に育ち何不自由なく暮らす子供たちがいるかと思えば、地方には貧困に喘ぎまともな教育を受けられない子供たちもいるわけです。今のわたしが支援できる範囲、タイとラオスで一人ずつ、中学入学から卒業までを支援することにしました。現時点では個人的な限られた支援しか出来ないけれど、今後より多くの子供たちを支援出来るよう、お店の経営を安定させることが今年というか今後の大きな目標です。現実は日々営業を継続することに必死な状態ですが、色々な意味で(苦笑)。

またこの就学費用支援コースでは、タイの子供とに限り文通が出来るというシステムがあり、タイ語⇔日本語の手紙翻訳のボランティアを募っていたのでこちらも申し込み、既に数件の手紙翻訳をさせて頂きました。タイの子供たちからの健気な手紙、日本の支援者たちからの優しさのこもった手紙を翻訳しながら、目頭を熱くすることもしばしばです。

時間がかかっても、回り道しても、自分に出来る方法で目標に向かって進んでいけばそれでいいではないか、と少し開き直り気味に思ったりする今日この頃です。今までの人生もそうして来たんだし。無理をすれば歪みが生まれるだけですからね。こんな小さなお店に足を運んで下さり、「美味しかった」「また来たい」と言って下さるお客様方に心から感謝しています。それと一生懸命ニランカフェを盛り上げてくれているタイ人スタッフにも感謝です。

随分長々と書いてしまいました。
要は、一日でも長くお店を営業できるように、一人でも多くの方に美味しい料理と幸せな時間を提供できるように、これからも日々精進いたします、タイとラオスに恩返しをするためにも、ということですね。

以上、今年の抱負 その2でした!
ここまで読んで下さった方に感謝申し上げます!!!

2 件のコメント:

  1. 最後まで拝読させていただきました。お疲れさまです。

    私もなんらかの形でタイと日本をつなぐ何かをしたいと思っております。また、お店に 行ったら、お話聞かせてくださいね!

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  2. >fourmodfourさま
    555、最後まで読んでいただきありがとうございます(^_^);

    是非タイ談義いたしましょう。お会いできる日を楽しみにしております☆

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