2013/01/09

事の顛末

断られた蕨市の物件の件、なんか嫌な感じで終息いたしました。

昨日オーナーと不動産屋、うちとで一応の話し合いの場が持たれたことは昨日の記事に書きました。そのときに、うちとしてはもうケチのついた物件にこだわるつもりもなく、仮契約というのも実際に法的効力のないものだと十分承知しているので、補償についてどうのこうのと言うつもりもなかったんです。ただ、法的にではなく、ビジネスとしてルール違反だということは告げたかったので、本契約目前の断りで、こちらは実際に色々と経費が掛かっているんだということだけ告げました(悔しいことに既にデザイナー料が発生しています。今のわたしの給料の数か月分が・・・)。

今回の件は明らかにオーナーの判断ミスであるし、本契約を数日後に控えた段階での断りで、連絡があまりにも遅かったためにこちらに色々と経費がかかってしまったということを多少なりとも申し訳なく思ったのか、経費をまとめて提出してくれと言うんです。それは全く構わないのですが(面倒ですけど)。ちなみに、このときオーナーと付き合いの長い不動産屋には、「あの人は半端ないケチだからお金は一銭も出す気はないよ」と言われていました。そんなのは一向に構いません。こちらも、取る気などさらさらないのですし。

それでこれまでにかかった経費とこれまでの経緯を時系列でまとめ、さらにちょいと一筆加え今日提出しました。

内見のときに会ったオーナーは、すごく感じが良かったんですよね。それで、「あぁこの人がオーナーなら、今後もうまくお付き合い出来そうだ」と思ったものです。それが断りを入れてきたときからおかしな感じになってきたんですね(この辺のやりとりは不動産屋の仕事なので、不動産屋から聞いただけですけど)。まず、突然の断りを入れてきたとき、「頭を丸めてお詫びしなければいけない」と言ってきたらしいんです。はぁ? という感じですよね。いい大人の、それも地元の大会社社長の言うセリフとは思えません。ヤクザじゃあるまいし。

そして不動産屋が、うちが作成した文書をオーナーに提出に行ったそうなんですけどね。そしたらこのオーナー、今度は大激怒して、「裁判所に訴えてやる!!!」と言い始めたらしいんです。大丈夫でしょうか、この方・・・。経費をまとめて文書にして出せと言ったのはそっちでしょう。

わたし自身、バンコクで10年近く仕事をして、色々経験させてもらったのですけれど、古いスタイルのなぁなぁなビジネスをする人と、ひとときトラブルが発生したときには大抵こういうことになるんです。こういう人は、こちらが理路整然とした論理をぶつけると(口頭であれ文書であれ)、大抵キレて大騒ぎするんですよね。そうです、自分が間違っているのが分かっているからなんです。

このオーナーには幻滅しました。いい年して情けないなぁ、と。そしてあのまま契約を結んでいたらと思うとゾッとしてしまいました。実際に営業を始めてから難癖を付けられた挙句、「すぐ退去しろ! 金は一銭も出さん!」などと平気で言いそうですからね。裁判だなんだ、なんて御免です。

と言うことで、結果的には御破算になって良かったと思っています。

人って分からないですね。


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