もう二月も終わりですね。あっという間です。一か月でどれだけ進んだんだろうか・・・。いよいよ明日から店舗の契約が始まります。ブログのほうはボチボチ検索にかかるようになって来ましたが、ホームページのほうはまだ検索ロボット君は巡回してくれていません。出来る対策は講じたので、あとは待つばかりです。
お店のオープンがぼんやり見え始めた年末からブログを始めましたが、現在に至るまでろくに自己紹介らしきものを書いてこなかったので、今日はここで簡単に自分のことを書こうと思います。
わたしがタイと出会ったのは、今からそうですね・・・・・15年前になります。卒業旅行で意図せずタイを訪れたのですね。そのときはタイをはじめとする東南アジア諸国には全くといっていいほど関心がなく、西洋諸国に憧れていたものでした。それが何の因果か(笑)“たまたま”タイを訪れることになり、15年後にはこうして日本でタイ関係のお店を出そうとしているのですから、人生何があるか分かりません。
書き始めたらなんだか長くなりそうな予感がしてきたので、今日はその“たまたまタイ”のところを書くことにしますね。
15年前のちょうど今くらいの時期でした。他の学生たちはどうだったのか分かりませんが、出来の悪いわたしは最後まで取り残した単位をどうにか取得するのに必死で、加えて死ぬほど緊張する発表会だかなんだかもあり、結構ギリギリまで必死で勉強してたもので(それまでのツケが回ってきただけですが)、なかなか卒業旅行の検討をする時間がありませんでした。それらがやっと片付いて(晴れて卒業できることになって。汗;)、さて卒業旅行はどこに行こう? などと話し始めたのは世の中の学生たちがとっくに各国行航空券を押さえたあとでした。友人と目的地は漠然とヨーロッパと決めて、旅行会社を訪れたわけですが、案の定格安航空券というものは完売。時間的な制約と予算の関係から、わたしたちのヨーロッパ旅行はあえなく却下となったのです。それでもどうしても卒業旅行には行きたい! ということで、旅行会社のお姉さまに色々探してもらったのです。
お姉さま「ロシアなんてどうでしょう?」
我々「えー興味ないよねぇ」
お姉さま「では中国は?」
我々「近すぎますー」
お姉さま「ハワイはいかがでしょう?」
我々「行ったことあるし。いいです。」
お姉さま「・・・となるとどの路線も既に満席なので・・・」
そのお姉さまがしばらくパソコンのキーボードをパチパチと打ちながら、待つあいだの切ないことったら。あぁぁ、我々はどこへも旅行に行けないのか。
しばらく経って、顔をあげたお姉さんが一言。
お姉さま「タイなんてどうですか?」
我々「??」
タイ、と言われても・・・。同級生のバックパッカー姿しか思い浮かびません。
我々「タイって・・・、何があるんでしょうか」
その質問に対し、タイを旅行したことがあるというお姉さまはタイの魅力を語ってくれたのです(というか、閉店間近だったので早く決めてくれ! というのが本音でしたでしょうが)。
常夏の国、絢爛豪華な仏教寺院、魅惑のタイ料理、などなど。
お姉さま「すみませんが現在残り2席で、あと5分ほどで予約システムの受付が終了しますが・・・」
我々「・・・」
そのときのわたしと友人との会話は今でも覚えています。
わたし「タイってどこよ?」
友人「東南アジアのどっか」
わたし「どうする?」
友人「どこにも行けないよりマシかも」
わたし「じゃあ行ってみるか」
友人「そうすっか」
我々「ではタイに行きます!!!」
ということで行先は何故かタイに決定し、旅行会社を出た我々は翌々日の出発に向け一応ガイドブックをそれぞれ一冊ずつ購入し別れたのであります。
出発当日、航空券とガイドブック、そして少々の着替えを持って空港で待ち合わせた我々。
わたし「まだガイドブック読んでないや。読んだ?」
友人「まだ」
そんなこんなで羽田空港を出発し(当時はまだチャイナエアラインは羽田発着でした)、その数時間後にはかのドンムアン空港に降り立つことになるのです・・・。
つづく、かな。つづかない、かな。
わたしの“たまたまタイ”はこんな感じでございました。
あのとき、我々がヨーロッパに行けていたら、今のわたしはありません。これが“縁”というものなのでしょうね。“縁”にはちゃんと理由があるのですが。
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