今タイでは菜食週間真っ只中です。この中国発祥の菜食週間は『キンヂェー』と呼ばれ、太陰暦の9月1日から9日間行われます。中華系タイ人から広まり、現在ではタイ系タイ人でもこの期間菜食に徹するという人が結構います。
アハーンヂェー(ヂェー料理)の目印はこの黄色の旗。タイ文字で『ヂェー』の他、漢字で『斎』と書かれています。
ヂェー料理では肉、魚は一切使えないので、代わりに大豆由来のプロテインを使った”もどき料理(肉もどき、かまぼこもどき、イカもどき、などなど)”が数多く登場するのがまた見ものです。正直、食べても”もどき”であることに気付かないくらい、完璧に成形されて調理されているものも多いです。本当に動物由来の材料を使っていないのだろうか? と疑問に思うほど、完璧な味付けの料理もあります。この辺はお店を信用するしかないのでしょうけど(苦笑)。
キンヂェーからは話が逸れてしまいますが、実際タイでは食の安全や衛生に対する意識は日本に比べればまだまだ低いと言わざるを得ません。農薬や添加物の過剰使用、加工食品の製造過程での衛生管理問題がときたまニュースで取り上げられます。下の写真のイェンタフォー(紅腐乳麺)でも、基準値以上の食紅が使われていたとかで問題になったことがあります。
写真を見て普通に「美味しそう」と思ってしまう自分もいますが、確かにものすごい色してますよね。厚揚げなんか赤く染まってるし。
ということで、またタイのあんまり良くない一面を紹介してしまいましたが、これもまたタイの真実。次回は良いところを紹介しよっと(汗)。
ではおやすみなさーい☆
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